2015年4月30日木曜日

抗生物質が腸内細菌バランスを崩す



風邪などの時に処方される「抗生物質」は細菌をやっつけてくれます。

つまり細菌にのみ効果があります。

風邪はウィルス性なので、本来抗生物質は風邪に効果はありません。

風邪で抵抗力の弱った体が、細菌によって感染症を引き起こしてはいけないので、抗生物質が処方されるのです。

抗生物質は感染症予防なのです

抗生物質は風邪のウィルスに効果がないばかりではなく、腸内細菌を減菌し、腸内細菌のバランスを崩してしまいます

そうなると体の免疫力がさらに低下してしまうのです。

抗生物質の多用にはくれぐれも注意が必要です。

2015年4月29日水曜日

キレイ生活でアレルギーが増える?



私たちの免疫力を高めてくれる細菌類なのですが、どうやら私たちがその細菌類を避けてしまったようです。

私たちの「清潔志向」が免疫力を高めてくれる細菌類をも追い出してしまったのです

殺菌抗菌除菌、、、よく耳にしますよね!

特に今のお子さんは「キレイ」な環境で育ちます。

お母さんも「手洗い」や「抗菌・除菌グッズ」に敏感です。

本来ならば、私たちの免疫力を高めてくれる「細菌」もたくさん存在するのですが、
一方的に避けてしまっているのです。

これでは免疫力はますます低下してしまいます

アレルギーの発症もこういったキレイ生活による免疫力の低下が引き起こしていると言われています。

極端な清潔・キレイな社会は私たちの体を弱めてしまいます。

有害な細菌を排除するのは大切ですが、私たちの体を守り強くしてくれる細菌まで排除しては本末転倒です。

2015年4月28日火曜日

腸が栄養を作り出す!



人間は腸の中にある栄養分を吸収して、体の細胞を作っています。

肉や大豆などのタンパク質はアミノ酸に、米やパンなどの炭水化物はに、植物油などは脂肪酸に消化て吸収しています。

また、野菜などの食物繊維は大腸で腸内細菌が分解して、酢酸や酪酸などを作り出して、それを栄養分として吸収しています。

ですので、腸が栄養分を作り出していることになります。

また、乳酸菌などの善玉菌は、ビタミンBや葉酸なども作り出しています。

善玉菌が多いと、食べ物をさらによい栄養分に変換できるのです

しかし、悪玉菌が多いと未消化のタンパク質などをエサとして、硫化水素やアンモニアなどの有害物質を大量に作り出してしまいます

私たちは食べ物の栄養分だけではなく、腸内細菌が作り出したものも一緒に吸収しています。

ここで大切なのは、バランスの良い食事をするだけではなく、食べ物を受けとる腸を整えていなければ、せっかくの栄養分をしっかりと吸収できないということです。

2015年4月27日月曜日

腸内細菌も人それぞれ!



人それぞれ持っている腸内細菌の種類は異なります。

腸内細菌で個人識別が可能なほど違いがあると言われています。

同じ腸内フローラを持つ人は世界中探しても見つからないでしょう。

最近の研究では、腸内細菌の組成は人それぞれ異なり、生まれてすぐの腸内フローラの組成が死ぬまで変化しないことが分かってきました

同じ環境下でたとえ同じ物を食べても、みな違う腸内フローラを持つのです。

一卵性双生児間でも異なるぐらいです。

みな独自の腸内フローラを持ち、腸内細菌には個性があるということです。

その個性の経緯は生まれる環境、生活環境、食生活に大きく影響されるそうです。

胎内で無菌状態で育ち、産道でどの菌をどの程度取り込むか、生まれ育つ生活環境の衛生状態、どんなものを食べるのか等、人それぞれ違うわけですから腸内フローラも違ってくるのです。

2015年4月26日日曜日

老化は腸から!



仕方のないことですが、加齢とともに善玉菌が減ってしまい、悪玉菌が増える傾向にあります

・偏食
・抗生物質の投与
・ストレス
・不規則な生活

などが原因となるからです。

これは誰もが通る道でもあります。

ですから、なおさら注意しなければなりません。

意識」が必要です。

悪玉菌を減らし善玉菌を増やす意識です

まずは食生活を見直し、腸を元気にしてあげましょう!

その積み重ねが、生活習慣病やガンを引き起こすリスクを抑えてくれるのです。

「腸」を意識することから始めてみましょう!

2015年4月25日土曜日

オナラで腸内細菌チェック



オナラで腸内細菌チェックをしましょう。

オナラは腸管内で発酵したガスです。

善玉菌」優勢の時はあまり匂いません。

悪玉菌」優勢の時は凄く匂います。

いかがですか?(笑)

イメージ通りのような気がしますね!

食事以外でもストレスで悪玉菌が増えることもあります

善玉菌を増やして腸内環境を整えたいものですね!

2015年4月24日金曜日

ミミズと腸内細菌



ミミズのいる土壌は豊!だとよく聞きます。

これにはちょっと疑問が、、。

のちほどお話しますね!

ミミズは土壌に含まれる有害物質を食べて消化し、フンを出し土壌を豊にしてくれます。

これはミミズの無数の腸内細菌が優れているからです。

有害なものを有益なものに変えてくれる優れた腸内細菌をミミズは持っているのです。

ここで最初の話に戻ります!

ミミズは有害な土を好みますので、土壌にミミズがたくさんいるということは、悪い土壌ということになります。

悪い土壌を良い土壌にするために、土壌にミミズを入れて、ミミズ君に頑張ってもらうべきです!

2015年4月23日木曜日

赤ちゃんコアラの離乳食は母親のウンチ



コアラの赤ちゃんは、生まれるとすぐに母親のウンチや土をなめます

もちろんちゃんと理由があります。

コアラの餌は皆さんもご存知の「ユーカリの葉」です。

ユーカリは燃料にもなるほど油が多く毒性の強いものです。

ですから赤ちゃんコアラは毒のあるユーカリの葉を無毒化できません。

そこで、母親のウンチの中にある細菌類(腸内細菌)を自分のお腹に入れて、無毒化できる腸内細菌を増やそうとするのです。

コアラの他にも象やパンダの赤ちゃんも同じような行動をします。

また、ウサギは下痢をすると元気な時の自分のウンチを食べます

元気な時の腸内細菌を取り入れて腸内環境を整えているのです

人間はというと、、、

さすがに人間の赤ちゃんは毒性のあるものを食べる必要がありませんので、母親のウンチをなめたりはしませんが、、、。

人間の赤ちゃんに大切なのは「母乳」です。

母乳が免疫力を高めてくれるのです

母乳にはラクトフェリン、オリゴ糖、リゾチーム等、体を防御する成分が含まれています。

乳児期に母乳を十分に与えられると、アレルギーの発症を防げることも分かっています

2015年4月22日水曜日

便秘解消は腸内細菌のバランスで!



女性で便秘のお悩みを抱えている方も多いと思います。

また、男性で下痢のお悩みを抱えている方も多いと聞きます。

便秘と下痢は実は同じ理由で起こることがあります。


それは・・・・・


腸内細菌のバランスの乱れ、あるいはストレスが引き起こしているようです。

ストレスは腸内環境を悪化させ善玉菌が減少して悪玉菌が増えてしまうのです。

また、ストレスにより自律神経にも悪影響を与えて交感神経の緊張を高めてしまいます。

腸内細菌のバランスの乱れと交感神経の高ぶりが、便秘や下痢の原因になってしまうのです。

腸内フローラの正常化とストレス軽減を心がけたいものです。

また、便秘の場合は「食物繊維」を多く含むものを食べると便通を良くしてくれます。

野菜(根菜類)、豆類は特におすすめです!

昔の日本人は食べ物から「食物繊維」をたくさん摂取していたのですが、食の欧米化が進み、摂取量が激減しています。

和食の良さを見直す良い機会かも知れません。

日本の伝統食には食物繊維や乳酸菌を多く含むものが多いですから。

さらに便秘解消のために飲むのであれば、
超硬水」がいいようです。

水道水は軟水ですが、超硬水には多くのミネラルが含まれ腸の働きを促してくれるそうです。

ただし、超硬水は飲み過ぎると腎臓に負担をかけるので、腎臓に不安のある方は避けた方が良いでしょう。

2015年4月21日火曜日

日本人と発酵食品



腸内細菌を活性化し、腸内フローラの改善には、乳酸菌やビフィズス菌を食べ物から摂ることが大切です。

「乳酸菌」と聞くとヨーグルトをイメージしてしまうかも知れませんが、日本人がヨーグルトなどの「発酵乳」を日常的に摂るようになってからまだ60年ほどの歴史しかありません。

それ以前より私たち日本人は乳酸菌をしっかりと摂ってきているのです。

味噌や醤油、漬物、納豆、米麹の甘酒等々。

発酵食品」と呼ばれるものです。

何もヨーグルトやチーズなどの乳製品だけを摂る必要はありません。

日本の伝統食品である発酵食品にもしっかりと乳酸菌は含まれているのです。

1つ気を付けなければならないのは、発酵させていない「もどき」もあるので注意が必要です。

2015年4月20日月曜日

「心の病」と腸内細菌



ガン細胞や外部からの病原菌をやっつけてくれる「免疫機能」は70%が腸内の腸内細菌が担っていることは前にも触れました。

では残り30%はというと・・?

これは「」で決まるとされています。

そしてここでも腸内細菌が貢献しているのです。

なぜならば腸内細菌はセロトニンと呼ばれる「幸せ物質」を脳に運ぶ働きがあるからです。

「うつ」の原因の1つに、脳の中のセロトニンの減少が考えられています。

このセロトニンのもとになるのは、「トリプトファン」と呼ばれるアミノ酸になります。

「うつ」の改善にはこのトリプトファンというアミノ酸を含む食品を摂取することが大切になります。

乳製品、大豆食品、肉、魚等にはトリプトファンが豊富に含まれています。

そしてさらに大事なことがあります。

摂取したトリプトファンをしっかり吸収できるようにしてくれる腸内細菌がいないと脳に送られないということです

腸内細菌は「心」にも密接に関係しているのです。

2015年4月19日日曜日

悪玉菌は本当に悪者?



善玉菌の代表である乳酸菌群は、腸の中を酸性にし、多くの有害な菌からの攻撃を防いでいます。

なぜならば有害な菌は酸性状態にはめっぽう弱いからです。


「悪玉菌」はというと・・?

たんぱく質やアミノ酸を分解して、インドール、フェノール、アンモニア等の有害物質を生成します。

これらの有害物質が腸から体内に送られると、様々の臓器が障害を受けてしまいます。

この結果、老化や生活習慣病を引き起こしてしまうのです。

まさに悪玉菌は「悪者」かもしれません。

しかし、間違ってはいけないことがあります。

健康な人の中にも悪玉菌がいます

要するに、悪玉菌は増えすぎると良くないのです。

悪玉菌の代表である大腸菌は増えすぎると悪さをしますが、ビタミンの生成や有害菌の阻害等、良いこともしてくれるのです。

結局はバランスが大切というわけです!

加えて、腸内細菌には「日和見菌」と呼ばれる細菌が存在します。

日和見菌は善玉菌と悪玉菌の中間のような菌であり、ふだんは人間に良いことをしていますが、
体調を崩すと悪い働きをしてしまいます。

ですから、善玉菌、悪玉菌、日和見菌の3種類の腸内細菌のバランスを意識することが大事になります。

腸内細菌のベストな状態は「善玉菌たくさん、悪玉菌少々、日和見菌ほどほど」だと言えます。


2015年4月18日土曜日

乳酸菌は人肌ぐらいまで!



乳酸菌は高温に弱く低温に強いことが分かっています。

およそ40℃以上になると死んでしまいます。

つまり人肌ぐらいまでなら温めても大丈夫です。

ヨーグルトを温めて食べることはないとは思いますが・・(^^;

キムチや味噌なども乳酸菌が含まれていますが、鍋や味噌汁では加熱するので乳酸菌は死んでしまいます。

しかし、ご安心を!

死んでしまった菌、「死菌」も活躍します。

死菌は腸内の悪玉菌を排出してくれます。

では、乳酸菌は低温にはどれぐらい強いか?

0℃以下でも大丈夫です。

凍ってしまいますが(笑)

いわゆる休眠状態なだけで、菌は生きています。

適度な温度になれば元通りの働きをしてくれます。

2015年4月17日金曜日

死んだ菌も活躍!



腸内環境を管理する「プロバイオティクス」とは、体に良い菌を増やして体を守ろうとする考えから生まれた研究であることは前回お話しました。

つまり、腸の中の乳酸菌やビフィズス菌を増やして腸内フローラを改善することが目的になります。

その方法として乳酸菌やビフィズス菌が入った食品を摂取することです。

最近では「生きたまま腸に届く乳酸菌やビフィズス菌」が注目されていますが、体の免疫細胞に作用して、活発に働くことが分かっています

アレルギーの発症を抑える効果も期待できます。

乳酸菌やビフィズス菌は胃酸によって死んでしまう量も多いのが現実です。

しかし、死んでしまった菌が出す分泌液も活躍してくれるのです。

分泌液が餌になり、もともと腸にいる乳酸菌やビフィズス菌を増殖させるのです

とても心強いですね!


2015年4月16日木曜日

「プロバイオティクス」て何だろう?



プロバイオティクスの言葉の由来はギリシャ語で「生命の益になるもの」「健康のために」から来ています。

プロバイオティクスとは「腸内フローラを改善し、人間の体に良い影響を与える生きた微生物、またはそれらを含む食品や製品」と定義されています。


みなさんも1度は聞いたことがあると思います。


プロバイオティクスに代表されるのが乳酸菌ビフィズス菌です。


菌を殺して体を守るアンチバイオティクス(抗生物質)に対して、プロバイオティクスは体に良い菌を増やして体を守ろうとする考えから生まれました。


少しずつではありますが、確実に私たちの生活に「プロバイオティクス」という言葉が浸透してきました。


これからさらに注目を浴びると思われます!

2015年4月15日水曜日

ウンチの量と腸内細菌



ウンチの3分の1または約半分腸内細菌です。

残りが食べ物の「カス」になります。

ウンチ1gに約1兆個の細菌がいると言われています。

現代人は食生活の変化で「食物繊維」の摂取が減ったこともあり、ウンチの量も減っています。

食物繊維は腸内を掃除してウンチの量を増やし、有害物質を吸着して体外に出す働きがあります。

そうすることで腸内を腸内細菌が棲みやすい環境にしてくれます。

ウンチが小さいと腸内細菌が減っていることになります。

小さいウンチにはビフィズス菌が少なく、悪玉菌が増えてることが証明されています。

大きなウンチは腸内フローラが良好であると言えるでしょう。

立派なウンチを目指しましょう!

2015年4月14日火曜日

実年齢と腸年齢



無数の腸内細菌が腸内に「腸内フローラ」というお花畑を形成しています。

「腸内フローラ」は年齢により変化していきます。

乳幼児期は、腸内にはほとんどが善玉菌であるビフィズス菌しか棲息していません。

悪玉菌である大腸菌、ウェルシュ菌はごくわずかしかいないのです。

やがて成年期から老年期にかけて、ビフィズス菌は減少していきます。

そして悪玉菌であるウェルシュ菌が増加していきます。

驚くべきことに、老年期の10人に3人はビフィズス菌がまったく見られないとも言われています。

しかし、腸年齢が実年齢より若い人もいます。

その逆もしかりです。

日頃よりしっかり腸内に乳酸菌などの善玉菌を増やし、腸年齢を若く保ちたいものです。

元気の源は腸がつくるわけですから!

2015年4月13日月曜日

腸は「第二の脳」



体内に入った有害物質をブロックして排除するのも、腸の大事な機能ですが、腸は脳の指令なしに独自の判断で行っています。

腸と脳は密接な関係にありますが、腸は「第二の脳」とも呼ばれ独自の機能を有します。

腸は自ら、解毒作用や他の器官に指令を出して適切な処理法を決定します。

腸は考えることができる臓器であると言えます。

食べ物の安全性は脳ではできませんが、腸にはそれができます。

体内に有害な菌が入ってくると腸は拒絶反応を起こし、吐き出したり下痢を起こし、有害な菌を体外に出し体を守るのです。


2015年4月11日土曜日

デブ菌?



腸内細菌の中には、肥満を促進させる「デブ菌」なるものが存在することが分かってきました。

腸内を無菌状態に保ったマウスに、痩せたマウスと、太ったマウスの腸内細菌をそれぞれ移植すると驚くべき結果に。

痩せたマウスの腸内細菌を与えたほうに比べ、太ったマウスの腸内細菌を与えたマウスはなんと体脂肪が47%も増加したのです。

腸内フローラを調整すれば、体質も変えられることになります。

デブ菌を除去したいものです!



2015年4月10日金曜日

良好な腸内環境がガン予防に!



腸内環境が良くなれば免疫力が上がり、体内でガン細胞が増殖するのを抑えることができます。

ガン細胞は日々発生しているのですが、免疫細胞がガン細胞を攻撃してやっつけてくれています。

ガン細胞を攻撃する免疫細胞はマクロファージB細胞ヘルパー細胞NK細胞(ナチュラルキラー細胞)などがあり、それぞれのやり方で攻撃を繰り返しています。

その中でも中心的に活躍しているのが、NK細胞です。

NK細胞は体内に50億個以上あるといわれ、ガン細胞を攻撃してくれています。

個人差があり1000億以上もNK細胞がある人もいるようです。

NK細胞には特性があります。

朝の9時と夕方5時頃が一番攻撃力が高まり、夜9時を過ぎると攻撃力が低くなってしまいます。

ですから規則正しい生活を心がけたいものです。

またネガティブな気持ちだとNK細胞の活動も停滞してしまいます。

ポジティブに楽しい気持ちで、しっかり笑い、NK細胞を活性化させましょう!

2015年4月9日木曜日

驚きの糞便移植法





これは健康な人の便を生理食塩水に溶かし濾過した後、その液体を大腸内視鏡により患者の腸内に入れます。

便の中には大量の腸内細菌が含まれているので、健康な人の良い菌を移植することにより、腸内フローラを整えることができるようです。

すでにアメリカでは、偽膜性腸炎という病気に治療法として導入されています。

偽膜性腸炎は抗生物質の投与により、腸内の良い菌が死滅し、クロストリジウム・ディフィシルという菌が異常に増加する病気(クロストリジウム・ディフィシル感染症)です。

糞便移植を1~2回行うことにより、およそ90%の方が完治すという結果が出ています。

健康な人の便でなければ意味がありませんので、便の提供希望者の4%しか検査に合格できないようです。


2015年4月8日水曜日

免疫細胞は腸にあり



ガン細胞や外部からの病原菌をやっつけてくれる「免疫機能」の70%を腸の免疫細胞が担っていることが分かってきました。

免疫には3つの役割があります。

① 感染予防
② 健康維持
③ 老化予防

これらは腸に存在する免疫細胞の働きによるものです。

腸内環境が悪く、免疫細胞が機能できなくなると、ウイルスや細菌がどんどん体内に入ってきてしまいます。

さらに、免疫機能の残り30%は精神的なものの影響を受けると考えられているようです。

いつも楽しい気持ちで、しっかり笑うことで、交感神経と副交感神経のバランスがとれ、免疫力が高まります。

「笑う」ことで、ガン細胞をやっつけるNK細胞(ナチュラルキラー細胞)が活性化することも以前から証明されています。

ストレスを溜めず、腸内環境を整えることが、病原の予防や長生きの秘訣だといえるのです。

2015年4月7日火曜日

医療革命を起こす腸内フローラ



現在、世界中で「国家プロジェクト」が始動し、研究が進んでいるのが「腸内フローラ」です。


医療革命を起こすとも言われていて、医学の世界に「腸内フローラ革命」が起きようとしています。

肥満や老化の原因、アレルギー、ガン、糖尿病、心の病などさまざまな病気に関係していることが、技術革新により分かってきました。





腸内フローラとは、腸内に生息している細菌の生態系であり、腸内にさまざまな細菌が生息しているイメージです。

腸内細菌は1000種類以上で、人間の腸内には1000兆匹もの腸内細菌が棲んでいます。


その重さは、なんと1.5kg以上になるそうです。

どんな細菌がどれくらい棲んでいるかは、人によって異なります。

人は生まれて母親の母乳や環境により、さまざまな細菌が体内に入ってきます。

ですから、人によってそれぞれの腸内フローラができあがっていくのです。

腸内細菌の種類も数も人によって千差万別ということになります。