2015年4月9日木曜日

驚きの糞便移植法





これは健康な人の便を生理食塩水に溶かし濾過した後、その液体を大腸内視鏡により患者の腸内に入れます。

便の中には大量の腸内細菌が含まれているので、健康な人の良い菌を移植することにより、腸内フローラを整えることができるようです。

すでにアメリカでは、偽膜性腸炎という病気に治療法として導入されています。

偽膜性腸炎は抗生物質の投与により、腸内の良い菌が死滅し、クロストリジウム・ディフィシルという菌が異常に増加する病気(クロストリジウム・ディフィシル感染症)です。

糞便移植を1~2回行うことにより、およそ90%の方が完治すという結果が出ています。

健康な人の便でなければ意味がありませんので、便の提供希望者の4%しか検査に合格できないようです。


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